低空なのでシンチレーションがイマイチですが。
欠け際に大小様々なクレーターがあって、観察しがいのある月齢です。
地球照も
Photoshop Elementsでトリミング、画像処理
クレーターで目立つのは、テオフィルスとキリルス。
ともに直径は約100kmです。(
月面ウォッチング参照)
テオフィルスの中央丘は1400メートルほどあるそうです。
周壁も1200メートルの高さがあり、クッキリしています。
逆にキリルスの方は壁がかなり崩壊しているので比較してみると面白いかと。
そして晴れの海
筋状の模様が何本も見えます。
リンクルリッジ(しわ状尾根)と呼ばれる構造です。
2つほど線で囲んでみました。
マウス操作なんで歪ですが^^;
右の方のリンクルリッジは昔はヘビ山脈とも呼ばれていたそうです。
リンクルリッジ(英語: wrinkle ridge)とは、月の海に普遍的に見られる地形の一種である。背の低い曲がりくねった尾根で、長さは数百キロメートルに及ぶこともある。リンクルリッジはテクトニックな地形であり、玄武岩質の溶岩が冷却して収縮することで形成される。リンクルリッジはクレーターの近くに見られ、しばしば月の海の下に隠れたリング構造を縁取ったり、円形をした月の海の輪郭に沿って発達したり、月面から突き出た孤峰を横切ったりしている。リンクルリッジはveinと呼ばれることもあるが、これは肌に浮き出た静脈 (vein) にその姿が似ているためである。
とのことです。
まあ地味といえば地味な地形なんですが、
月好きとしては結構見入ってしまう地形です。
なんかフェチっぽいけどw
そして屋根に沈んでいく月をインターバル撮影